30歳の女性が下腹(したばら)が痛いといって来院しました。
よく話を聞くと、普通のときは痛くないのですが、2ヶ月くらい前から、階段を下りるときや小走りに走るときに痛みを感じるということでした。
それほどひどい痛みでないのでそのままにしていたのですが、母親にその話をしたところ、すぐに婦人科を受診することを勧められたから来たというものでした。
結婚を決めた人があり、その人と肉体関係があって、性交時にも痛みがあるとのこともあとでわかりました。
診察したところ、子宮の周囲とその左右に圧痛がありました。
またダグラス窩(子宮と直腸の間の隙間のところ)にも圧通があります。
しかし、経膣超音波法による画像診断では、子宮も卵巣もとくに異常はないことがわかりました。
この場合、子宮付属器(子宮と卵管と卵巣を含めた総称)の炎症があり、いわゆる子宮付属炎と診断されました。
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